阿蘇高出身の女子柔道・梅木、地震被害にショック

 柔道のリオデジャネイロ五輪女子78キロ級代表の梅木真美(21)=環太平洋大=が26日、都内で公開された全日本女子の強化合宿で報道陣の取材に応じた。

 今月16日から発生した地震で、出身地の大分や中高時代を過ごした熊本が被害を受けた。大分県九重町で牧場を営む実家の両親はメールで無事を確認。「『こっちは大丈夫だから真美も体に気をつけて練習を頑張って』と返ってきた。牛が暴れたくらいだと思う」と安どした。

 ただ、通っていた阿蘇高周辺では阿蘇大橋が崩落するなど大きなダメージを受けた。今年の年始に初詣に行った阿蘇神社も楼門と拝殿が倒壊。「ショックでした。今も心配です。これ以上被害が大きくならないように願っている。柔道で少しでもいいニュースを届けたい」と奮起した。

 「こういう状況でも自分は好きな柔道ができることに感謝。やるべきことを全力でやることが今できることかな」と決意し、「リオ五輪の目標は金メダル」と、被災地に吉報を持ち帰ることを誓った。

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