繰り上がり出場の村上がSP自己ベスト
「フィギュアスケート・四大陸選手権・第1日」(18日・台湾、台北アリーナ)
女子ショートプログラム(SP)が行われ、浅田真央の欠場により、繰り上がりでの出場となった村上佳菜子(21)=中京大=は、自己ベストの68・51点で2位につけた。
納得の“佳菜子スマイル”が浮かんだ。浅田の欠場で急きょの出場となった村上だったが、不安を感じさせない力強い演技を見せ、13年世界選手権以来3年ぶりとなるSP自己ベストを更新。キス&クライでは日本にいる山田満知子コーチに向け「満知子先生~!」と手を振ってアピール。「ノビノビ滑ることができた。ノーミスでできてすごくうれしい」と、笑顔で演技を振り返った。
昨年12月の全日本選手権では6位に終わり、5季連続で出場していた世界選手権代表入りを逃した。来季に向けての練習に移ろうとしていた中で、巡ってきた四大陸出場のチャンス。「気持ちは来季に向かっていたので立て直すのは大変だったけど、うまくここまでもってこられた」と、課題とするメンタルコントロールの面でも、1つ大きな自信となった。
20日のフリーでは2大会ぶりの優勝を狙う。「1日空くので、リラックスして調整したい」と、自らに言い聞かせた。