東海大仰星、逆転勝ちで2年ぶり4度目V

 「全国高校ラグビー・決勝、東海大仰星37-31桐蔭学園」(11日、花園)

 東海大仰星(大阪第1)が桐蔭学園(神奈川)に逆転勝ちし、2年ぶり4度目の優勝を飾った。昨年の東福岡に続き、全国選抜、全国7人制と合わせた3冠を達成した。

 前半3分、モールで押して相手ゴールに迫ると、ロック横井達郎(3年)が飛び込み先制トライ。7-3の同15分、フランカー真野泰地主将(3年)が相手守備陣をすり抜け、鮮やかにトライを奪った。

 同17分以降は猛攻を受ける。ゴール前での守備をこじ開けられ、プロップ石田楽人(3年)にトライを奪われて12-10。さらに同25分、CTB斎藤大朗(2年)に中央を突破され、一時は逆転を許した。

 12-17の前半終了間際、真野が豪快プレー。ゴール前で体をつかまれながらも守備陣を突破しトライ。ゴールも決まり19-17で試合を折り返した。

 後半3分、敵陣でのラックからボールをつなぎ、最後はWTB中孝祐(3年)がゴール下にトライ。その後も主導権は渡さず、逃げ切った。

 今季公式戦無敗を守った選手たちは、ノーサイドを迎えると重圧から解き放たれたかのように大泣き。そんな姿に、湯浅大智監督(34)は「(最後は)力が入りました。60分通してすべてをかけようと彼らがやってくれた。彼らがつかみ取った本当に価値ある勝利。おめでとうと言いたい」と、頼もしそうに話した。

関連ニュース

編集者のオススメ記事

スポーツ最新ニュース

もっとみる

    主要ニュース

    ランキング(スポーツ)

    話題の写真ランキング

    写真

    リアルタイムランキング

    注目トピックス