シンクロ新FRテーマは「天照大神」

 シンクロナイズドスイミングの日本代表が8日、都内で練習を公開した。五輪イヤーのスタートに、井村雅代ヘッドコーチ(65)は「戦いの幕開けという感じで正月気分は全くない」と闘志全開。まずは3月の五輪予選(リオデジャネイロ)でチームの出場権獲得(上位3カ国)を狙うが、「ただの予選通過じゃ意味がない。何位で出場権を取るかが大事」と気を吐いた。

 この日は新しく構成したフリールーティン(FR)を初公開。日本神話の「天照大神」をモチーフにしたもので、指揮官は「日本的なテイストで、栄えることの幕開けを意味する演技で日本を復活させたい」と説明した。テーマの意図についても、「世界情勢を見れば戦争やテロが起こっている。そんな時に我々が哲学的な表現をしても煮え切らない。それよりも明るいものを表現したい」と考えを明かした。

 ただ、演技の難度は上がっており選手は四苦八苦。この日も指揮官の怒声が幾度となく響いた。「世界と勝負するために技と技の間隔も詰めた。時間がなくて私は焦ってるけど、選手たちには『何で焦らないの』って言ってる。賭け、ギャンブルみたいなもんです」

 乾友紀子(井村シンクロク)は「世界のレベルが上がっているので、こっちもレベルを上げないと勝負できない」と話し、三井梨紗子(東京シンクロク)は「五輪のメダルは狙える位置にある。きつい演技ではあるけど、昨年よりもレベルを上げないといけない」と気合を入れた。

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