青学完全V 神野「昨年以上の喜び」

 「箱根駅伝・復路」(3日、箱根~大手町=5区間)

 青山学院大が連覇となる2回目の総合優勝を果たした。往路に続き、復路も6区から10区まですべて首位を守り抜き、77年の日体大以来39年ぶり、史上12回目の往路・復路の完全優勝を果たした。総合タイムは10時間53分25秒(速報値)だった。2日の往路で5区を走った神野大地(4年)は競技後のテレビインタビューで「昨年以上の喜び」と笑顔を見せた。今後へ向けては「山だけじゃないところを証明したい」と意気込んだ。

 昨年大会の記録的な走りから“3代目山の神”と呼ばれて臨んだ今年は、5区を区間2位で駆け抜け往路優勝のテープを切った。往路から復路の10区間すべてで一度もトップを明け渡さない完全優勝に「昨年に関しては終わってみたらかったなという感じ。今年はチーム全員で本気で狙いにいって勝つことができたので昨年以上の喜びを感じています」と喜びを隠さなかった。

 昨年は左大腿(だいたい)骨、右すねを疲労骨折し調整に苦心した。期待されているという重圧もあった。そんな中で支えになったのは恩師と仲間。「監督がいつも前向きな言葉をかけてくれて、故障している時もやるべきことをしっかりやろうと思いました。まわりの4年生が僕の穴を埋めてくれて、チームをまとめてくれたので、監督と4年生に感謝の気持ちでいっぱいです」としみじみと振り返った。

 最後の箱根で最大の喜びを得た神野。今後へ向けて、「自分の人生を変えてくれた大会だなと思うので、山だけではないところを自分は証明していきたい。実業団でマラソンだったりというところで上を目指していきたい」と力強く語った。

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