リオ五輪選考なのに寂しいメンバー構成

 陸上女子マラソンの16年リオデジャネイロ五輪代表選考会の1発目となる第1回さいたま国際マラソン(11月15日・さいたまスーパーアリーナ発着、42・195キロ)の海外・国内招待選手が19日、発表された。

 国内招待選手では元日本記録保持者の渋井陽子(36)=三井住友海上=、11年世界選手権代表の中里麗美(27)=ニトリ=と那須川瑞穂(35)=ユニバーサルエンターテインメント=、吉田香織(34)=東京陸協=らがエントリーした。ただ、近走のマラソンで2時間30分を切った選手はおらず、第1回大会という未知数な状況の中でのリオ五輪選考会ということもあり、ナショナルチームからの参加者は0。全体的に寂しいメンバー構成となった。

 北京世界選手権7位入賞で伊藤舞(大塚製薬)が内定し、残る五輪代表枠は2。今年の世界選手権の選考で横浜国際を優勝した田中智美(第一生命)が前半ハイペースの集団を追わなかったことを消極的と判断され、落選したことが波紋を呼んだことを受け、陸連は改めて派遣設定記録(2時間22分30秒以内)重視を明言。7月に各選考会のレースディレクター、9月に各実業団の強化担当に説明したという。酒井強化副委員長は「設定記録に近づくレースをしてくれるのが1番。勝ちを目指す中で、スローになるというのは評価できない」と、話した。

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