福原愛、澤に「やめないでほしい」

 卓球・韓国オープンの女子シングルスで優勝した世界ランク9位の福原愛(26)=ANA=が6日午前、羽田空港に帰国し、6月のオーストラリアオープンに続く優勝を「うれしい。自分自身を奮い立たせた」と振り返った。

 この日の午前に行われたサッカー女子W杯(カナダ)決勝で、なでしこジャパンは惜しくもアメリカ代表に敗れ準優勝。これが最後のW杯となる可能性が高いMF澤穂希とは、ともにアテネ五輪、北京五輪、ロンドン五輪に出場し、以前テレビ番組などで共演したこともある。

 福原は、日本を代表する女性アスリートとして“共闘”してきたレジェンドにエールを送った。「私も小さい頃からスポーツ界にいて、年上の選手が引退していくのは寂しい。自分勝手な意見かもしれないけど、一ファンとしてはやめないでほしい。全力で走ってみんなを引っ張る姿はかっこいいので」。

 自身も今回、不屈の精神を見せた。韓国オープンの決勝では、16年リオデジャネイロ五輪の代表争いで猛追を受ける世界ランク10位の伊藤美誠(14)=スターツ=と直接対決。ストレート勝ちで第一人者の意地を見せた。戦ってみて、「美誠は実力がどんどんついている。世界で勝つ理由がわかった」と認めたが、「自分の方が向かっていった」と、12歳下の後輩にシングルス出場権を譲る気はない。

 代表に決まるのは9月発表の世界ランクで、日本勢上位3名。4度目の五輪出場を目指し、ラストスパートをかけていく。

関連ニュース

編集者のオススメ記事

スポーツ最新ニュース

もっとみる

    主要ニュース

    ランキング(スポーツ)

    話題の写真ランキング

    写真

    リアルタイムランキング

    注目トピックス