真央一問一答「24歳はベテラン」

伊藤みどり氏(右)のアドバイスで現役続行を決断したという浅田真央
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 自身のブログで現役続行を表明した女子フィギュアスケートの浅田真央(24)が18日、都内でアイスショーの「THE ICE2015」開催発表会見に出席した。

 以下、会見での一問一答の要旨。

 -先輩の伊藤みどりさん(アルベールビル五輪銀メダリスト)からは何かアドバイスがあったか。

 「対談させてもらったんですけど、お話をしていて本当に印象に残っていることが2つあります。1つは継続は力なりという言葉。もう1つは自分が後悔しないように決断をしてほしいと。やりたいと思ってもできないこともある。やりたいと思ったのならやった方がいい、とアドバイスをいただきました」

 -被災地も訪問したが、そのことは決断に影響したか。

 「去年、経験していないスケートレッスンをやらせていただいたんですが、子どもたちも喜んでくれましたし、多くの人がパワーをもらえたよ、ありがとう、と言ってくださったので、それはすごくうれしかったです」

 -アイスショーを含めて、どんなプログラムを演じたいか。

 「THE ICE(7月22日の札幌公演が初演)でどの曲をやるか、まだ決まっていないので何ともいえないんですけど、自分がどこまで戻していけるかというところによって、THE ICEでショートをやるかもしれないですし、いつも通りエキシビジョンを滑るかもしれないです」

 -どんな曲を。

 「去年とはまた違った曲をやりたいなと。今までやったことのない曲にチャレンジできたらいいなと思っています」

 -トリプルアクセルについて、復帰するにあたって、どう考えているか。

 「今までトリプルアクセルを飛べることを強みにしてきましたけど、今の時代はジャンプのレベルが上がっていますので、私もそれに追いつけるように練習しています。それだけではなくて、今、24歳で、スケート界の中ではベテランに入ってきているので、もちろんジャンプの技術も大切ですけど、それを落とさないことが目標ですけど、それだけではなくて大人な滑りができればいいなと思います。自分の滑りを見てもらいたいなと思います」

 -この1年、引退をするのか、続けるか悩んだと思う。引退しそうになった弱い気持ちと、続けようとなった強い気持ち。それぞれどんな状況で出てきたか。

 「休養中の1年間はできる、できない、の繰り返しだった。先のことは誰にも分からないと思う。自分も分からないですし、皆さんも分からないと思う。私は時の流れに身を任せてずっと生活してきました。なので、ちょっとスケートから離れたいなと思った時も、その数日後にアイスショーがあったり、その先スケート教室があったりして、スケートから離れることがなかった。何も考えることなく、試合には出てなかったんですけど、スケートとつながってきました」

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