ボディービル出身朝山端4連勝勝ち越し
2枚
「大相撲夏場所・7日目」(16日、両国国技館)
ボディービル出身で注目を集める西序ノ口25枚目の朝山端(あさやまばな=本名・山端克忠、兵庫県加西市出身、高砂部屋)が、井上(木瀬部屋)を押し出しで破って4連勝。見事にストレートで勝ち越しを決めた。
立ち合いではなかなか相手が手をつかず、2度突っかけるシーンもあったが、3度目に立つといつものように思い切り体当たりで突進。左に回り込もうとするところをよく見て一気に押し出した。入門してから初めての勝ち越しに、「少し意識して硬くなりましたが、相手の動きはよく見えていたと思います」と土俵を下りるとホッとした表情を見せた。相撲の経験はほとんどなかったが、ボディービルで鍛え上げた屈強な肉体と非凡な運動センスで順調に白星を積み重ねている。「まだ相撲に関しては素人ですから。これからも勝つことだけを意識してやります」と、まだまだ連勝を伸ばす意気込みだ。