ラグビー香港代表戦、村田ら先発出場

 日本ラグビー協会は30日、都内で会見を開き、5月2日に行われるアジア選手権第2戦の香港代表戦(秩父宮ラグビー場)の先発メンバーを発表した。4月18日の韓国代表戦(仁川)から2人が入れ替わり、フランカー村田毅(NEC)、WTB山田章仁(パナソニック)が出場する。

 エディー・ジョーンズ・ヘッドコーチ(HC)は「村田はフィジカルが強いし、ラインアウトのジャンパーとしてもいい。FW3列目のオプションとして考えている」と説明。山田については「スーパーラグビーではあまり出場する機会がなくフラストレーションがたまっているだろう。W杯へ向けて、彼の力を証明するチャンスを与えたい」と先発起用の理由を明かした。

 日本代表の先発メンバーは以下の通り。

 【FW】三上正貴(東芝)、木津武士(神戸製鋼)、畠山健介(サントリー)、トンプソン ルーク(近鉄)、伊藤鐘史(神戸製鋼)、アイブス ジャスティン(キヤノン)、村田毅(NEC)、ホラニ龍コリニアシ(パナソニック)

 【HB】日和佐篤(サントリー)、立川理道(クボタ)

 【TB】山田章仁(パナソニック)、田村優(NEC)、カーン・ヘスケス(サニックス)、松井千士(同大)

 【FB】五郎丸歩(ヤマハ発動機)

 ゲームキャプテンのプロップ畠山は「いいパフォーマンスができるように、リーダーとしての役割を果たしたい。試合中に予測しないことが起きたときに、うまくアプローチができれば」とコミュケーションを図ることに重点を置く考えを示した。

 9月のW杯へ向けて、エディーHCは「すべては秋にピークを持っていくための準備。まだ完成していないがスクラムも新しいことを取り入れている。香港戦では試したい戦術もいくつかある」と意気込みを語った。

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