【北京共同】２０２２年冬季五輪招致で、国際オリンピック委員会（ＩＯＣ）評価委員会のジューコフ委員長は２８日、北京の現地調査終了後に記者会見し「北京は０８年夏季五輪の施設を活用することができ、開催のノウハウもある。冬季五輪を成功させる能力がある」と評価した。

　深刻な大気汚染が懸念されているが、同委員長は「（北京が）大気汚染対策のため１２００億ドル（約１４兆２８００億円）を投資すると表明している」と述べるにとどめ、具体的な論評は避けた。

　当初６都市が立候補した招致レースは、財政不安などで撤退が相次ぎ、北京はアルマトイ（カザフスタン）との一騎打ちとなった。