白鵬が重い口開く「終わったこと…」

一夜明け会見を行う白鵬=堺市内のホテル
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 大相撲春場所(22日千秋楽)で史上最多記録を更新する34度目の優勝を果たした横綱白鵬(30)=宮城野=が一夜明けた23日、大阪府堺市内のホテルで会見を開いた。

 1月初場所優勝後の一夜明け会見は午前中に行われたが、この日は午後1時から開かれた。白鵬は約30分間の会見で一言一言、言葉を探すように話した。その中で、1月の初場所優勝後の一夜明け会見で審判部を批判したことが騒動となったことに触れ、「親方を通じ、北の湖理事長と話をして、終わったことなので相撲だけに集中したいと思っていた」と話し、続けて春場所を振り返りながら、「(最多優勝新記録のかかった)先場所は目に見えないプレッシャーがあったが、今場所は相撲内容が一段上がった。その結果、だれが見ても分かる内容だった」と話した。

 さらに、報道陣から「(騒動後)無言を貫いたのは、集中したい表れだったのか?」と問われると、白鵬は「そうだね。思いはたくさんあるけれど、それが伝わらなかったし」と、ため息をつきながら語った。

 白鵬は初場所後のイベントや春場所中は報道陣に対して、無言の姿勢を貫いてきた。22日の優勝決定後も表彰式での土俵下インタビューでは「いろいろ騒がせましたけど…」と答え、声を詰まらせたところで満員の館内から大きな拍手を受けたが、支度部屋や優勝パレードへの移動の際には無言のままだった。

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