羽生、悲壮な覚悟…「万全ではない」

 日本スケート連盟の小林芳子フィギュア強化部長(59)は18日、都内で行われた理事会後に対応し、1月末に右足を捻挫したソチ五輪金メダリストで、25日に開幕する世界選手権(中国、上海)で連覇を狙う羽生結弦(20)=ANA=の状態について、「右足首の調子は万全ではないが、徐々に練習量を増やし、世界選手権に向けて、国内で最終調整を行っている状態」と説明した。

 17日に羽生陣営と電話連絡を取った小林強化部長は神妙な面持ちで「練習の内容も聞いているが、申し上げられない。皆さんの期待値も高い中で、万全でないところもあり、彼の重圧は計り知れない。ストレスを与えないようにサポートしたい」と話した。得点源となる4回転ジャンプの練習を再開しているかどうかについても「お答えできません」とした。

 羽生は今季、11月の中国杯でフリー直前の6分間練習中に他の選手と衝突し、流血した頭部、下顎、腹部、左太ももの挫傷、右足捻挫の計5カ所を負傷した。その後、早期復帰を果たし、GPファイナル、全日本選手権を制したが、全日本後に12月上旬から腹痛を抱えていたことを明かし、精密検査の結果、尿膜管遺残症で2週間の入院、1カ月の加療が必要と診断され、1月中旬から練習を再開したが、直後に右足首を捻挫していた。

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