“新・山の神”神野が自己ベスト大幅更新
「香川丸亀国際ハーフマラソン」(1日、香川県立丸亀競技場発着)
“新・山の神”こと神野大地(21)=青学大=が、ハーフマラソン自己ベストを大幅に更新する1時間1分21秒で9位に入った。
神野は序盤から積極的なレースを展開。海外招待選手らを中心とする先頭集団を堂々と引っ張り、最初の5キロを日本人トップの3位で通過した。「お腹が痛くなった」という9キロ過ぎで先頭集団から離れたものの、向かい風の後半も粘り強い走りを見せて日本人3位でゴールした。
これまでの自己ベストは昨年大会でマークした1時間2分42秒。前日の会見で神野は「1時間2分15秒」を目標タイムに挙げていたが、それを大幅に上回る快走だった。箱根駅伝5区での驚異的な走りで注目を集めた21歳は「目標より1分近く速いタイムで走れたのでうれしい。100点です。力がついているなと感じた」と笑顔で話した。
男子は仙台育英高出身のポール・クイラ(コニカミノルタ)が大会記録の59分47秒で優勝。女子は招待選手のイロイス・ウェリングス(豪州)が1時間10分41秒で制した。