プルシェンコが現役の意地見せV

 「フィギュアスケート メダル・ウィナーズ・オープン」(16日、代々木第一体育館)

 国際主要大会でメダルを獲得した選手のみが出場を許されるフィギュアスケートのオープン大会、メダル・ウィナーズ・オープンが行われ、男子は現役の“ロシアの皇帝”エフゲニー・プルシェンコ(ロシア)が86・95点で優勝した。

 最終滑走を務めたプルシェンコは、4回転を決めた直前の織田の演技に触発されたのか、予定していた演技構成を変更し、トリプルアクセルを2本、終盤のジャンプを3回転ルッツに変えて見事に成功。昨年のソチ五輪後の脊椎手術を乗り越え、現役の意地を見せた。

 会見では上機嫌で「とってもうれしいよ。表彰台の一番高いところは。11カ月も休養していて、試合の戦い方は忘れていたが、私はやはりファイトすることが大好きなんだ。日本は第2の故郷だしね」と、笑った。

 今後についても「隣のヤングガイ(織田)みたいに4回転の連続ジャンプもやっていく。27日まで日本にいて、その後からゴルフができる。そのゴルフが私にとって、次に向けての最初の準備になる」と、冗舌に語った。

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