宇野 シニアデビューでSP3位

 「フィギュア全日本選手権・第1日」(26日、長野市ビッグハット)

 男子ショートプログラム(SP)が行われ、先のジュニアグランプリ(GP)ファイナルでジュニアの世界歴代最高得点を更新して優勝した17歳の宇野昌磨(愛知・中京大中京高2年)がミスのない演技を披露し、85・53点の高得点で3位につけた。

 宇野は今大会がシニアデビュー。ソチ五輪金メダリストでGPファイナルを制した羽生結弦(20)=ANA=が94・36点で首位、ソチ五輪5位の町田樹(関大)が90・16点で2位に続いた。

 先のジュニアGPファイナルで“羽生超え”を果たした実力は本物だった。冒頭にトリプルアクセルを決めると、続く4回転トーループにも成功し、会場に歓声が響き渡った。

 場内総立ちの見事な演技を見せた17歳は「最初のジャンプが、跳んだ瞬間自分でちょっと低いと思って左足をつきかけたかもしれないと…ちゃんと覚えてないんですけど。でも何とか滑りきることができて良かったです。皆さんから大きな拍手を頂いて、すごいいい気持ちで終わることができました」と初々しく話した。

 ◆宇野昌磨(うの・しょうま)1997年12月17日、愛知県名古屋市出身。5歳から競技を始める。浅田真央らを輩出したグランプリ東海で山田満知子コーチに師事し、09、10年と全日本ノービスを連覇。14歳だった11年には全日本選手権に初出場し、9位に入った。中京大中京高に進学し、今年の全日本ジュニアでは初優勝を果たした。憧れのスケーターは高橋大輔。趣味はゴルフ。身長159センチ、体重43キロ。

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