【パリ共同】テニスの全仏オープン男子シングルスで、四大大会自己最高の第9シードで臨む日本のエース錦織圭(日清食品)が24日、パリのローランギャロスで記者会見し、マドリード・オープン決勝で途中棄権の要因となった腰痛や股関節の状態に「正直、100パーセントではない。ここに来て急激に良くなってきているのは事実」と回復途上で強行出場する意向を明らかにした。
22日に拠点の米国から移動し、開幕前日は左ふくらはぎにテーピングを巻いて力強いショットとサーブ練習で汗を流した。「米国ではラリーもできなかった。グランドスラムでなければ出なかったかもしれない」と話した。