橋下氏 府知事時代に体罰容認発言

 橋下市長は大阪府知事時代の2008年、体罰について「口で言って聞かなければ手を出さなきゃしょうがない」と発言していた。

 橋下氏は2008年10月26日、府民らと教育問題を話し合う討論会に出席、大阪府立大(堺市)のホールで約700人を前に意見交換した。

 持論を展開する橋下氏に反発し、教育関係者とみられる人からヤジが飛ぶと、橋下氏は興奮気味に「子どもたちをこんな人たちに任せられない。(日教組批判などで国土交通相を引責辞任した)中山成彬氏の発言はまさに正しい」と発言。拍手と怒鳴り声で異様な雰囲気に包まれた。

 参加者からの意見を受け、橋下氏は全国学力テストの成績低迷などについて「頑張っている先生はいるが、家庭も問題はある」「反復学習で基礎基本を徹底する」と強調。市町村別成績を開示した判断に「大阪の厳しい現状を認識してもらうには必要」と理解を求めた。

 また「(教員が)ちょっとしかって頭をごつんとしようものなら、(保護者が)体罰だと叫ぶ。口で言って聞かなければ手を出さなきゃしょうがない」とも発言。「どこまで教育と認めるかは家庭、地域と合意形成することが第一」と続けた。

 記者団から、体罰容認では、と問われると「体罰の定義をどうとらえるかを出してもらわないと。言葉にとらわれる必要はない」とかわした。

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