東日本国際大・二橋が今大会1号アーチ
「全日本大学野球選手権・1回戦、立命館大8-2東日本国際大」(6日、東京ドーム)
東日本国際大・二橋大地内野手(4年・盛岡大付)が、今大会第1号を放った。
5点を追う八回2死から、真ん中低めのチェンジアップを豪快に振り抜いて左翼席へ運ぶソロ。3年連続出場の自身にとっても、初の一発だった。
高3夏には、岩手大会決勝で花巻東を破って優勝。大谷(現日本ハム)から左翼ポール際へ特大の3ランを放ち、注目を集めた。
あれから4年。大谷が5日に日本最速163キロをたたき出した東京ドームでアーチをかけた。チームの初戦敗退に「163キロ出たことは知っていたけど、特別意識はしなかった」とさすがに厳しい表情だったが、自身の成長と4番としての存在感を示した二橋。「2年生の時から(ホームランを)1本打ちたいと思っていた。個人的にはよかった」と、収穫も手にした。
他の4年生は今春で引退するが、社会人でのプレーを希望する二橋は、秋もチームに残る。「悔しいですね。勝ちたかった。秋に向けて改善していかないと。やりたくてもやれない人の分まで自分が引っ張っていきたい」と、ラストシーズンでの雪辱を誓った。