須磨翔風・才木 園田に続く公立の星

サヨナラ負けするも最速142キロを計測した須磨翔風・才木
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 「春季高校野球兵庫大会・2回戦、育英1-0須磨翔風」(2日・神戸サブ)

 今秋ドラフト候補の須磨翔風・才木浩人投手(3年)が、育英打線を相手に好投したものの、打線の援護が無く延長十二回にサヨナラ負けを喫した。

 187センチの大型右腕が天を仰いだ。延長十二回1死三塁から、高く弾んだ打球は頭上を越える遊ゴロ。その間に三塁走者がサヨナラのホームを踏み、夏のシード権を獲得できなかった。

 それでも立ち上がりから最速142キロの直球で押しまくった。二回から三回2死まで5者連続三振を奪い、アウトローの制球力は最後まで崩れなかった。ボールには角度があり「ピンチの時ほど外の低めなら大丈夫と思って投げてました」と才木。9回で2桁10三振を奪い、味方の援護を待ったが…。タイブレーク突入目前で力尽きた。

 それでも視察したプロ5球団のスカウトは高評価。自身も「冬場に体幹を強化して、低めのストレートが伸びるようになった」と手応えを口にする。今春のセンバツで同じ公立の長田が甲子園で躍動した。「長田が出たので自分たちも甲子園に行きたい。園田くんは制球もいいし、マウンドで平然としていた。いい投手は多いけど、その中で一番になりたい」と力を込めた。

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