巨人 CSファーストS第1戦制する

延長10回、サヨナラの押し出し四球を選びナインの手洗い祝福を受ける巨人・高橋由伸(中央)=東京ドーム(撮影・村中拓久)
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 「CSファーストS・第1戦、巨人3-2阪神」(10日、東京ドーム)

 巨人がサヨナラ勝ちで延長戦を制し、CSファイナルS進出へ王手をかけた。代打・高橋由が押し出し四球を選んで勝負を決めた。

 2-2で迎えた延長十回、先頭の坂本が四球で出塁。阪神3番手・安藤は降板し、高宮が登板した。続く阿部は三ゴロで1死二塁。長野、亀井が連続四球で1死満塁となった。

 ここで打席には代打・高橋由。空振り、ボール、ボール、見逃しストライク、ボールでフルカウントとなっての6球目、内角直球のボール球を見逃し、サヨナラ勝ちを決めた。

 高橋由は「なんとか三塁ランナーをかえせれば、というところでね。打ってかえせればよかったんですけど、結果がすべてなんで」と振り返った。

 先発のマイコラスは7回2失点の力投。八回を山口が無失点で抑え、九回から登板した沢村が2回無失点で勝ち投手となった。

 沢村は「同点だったんで、1点もやれない展開でしたし、しっかり抑えることができてよかったです。シーズン同様、やることは変わらない。どんな形であれチームが勝つことが一番なので、また明日も頑張ります」と早くも次戦を見据えていた。

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