大商大堺が大阪大会を初制覇

 「秋季高校野球大阪大会・決勝、大商大堺6-5大阪桐蔭」(10日、舞洲ベースボールスタジアム)

 大商大堺が延長十三回の死闘を制して、春夏秋を通じて大阪大会を初めて制覇した。大阪桐蔭を破った静純也監督(40)は「だんだん速くというマンガみたいな継投でしたけど」と言いながら“奇襲戦法”を明かした。

 公式戦初登板初先発を任せた東山は「本気で投げてこれです」と明かしたように、直球の最速が97キロの軟投派左腕。初球に推定60キロのスローカーブを投じて球場内がどよめきに包まれると、三回途中から2番手で登板したMAX125キロ左腕の木戸元は落ち着いた投球で強力な大阪桐蔭打線の攻撃をかわした。

 五回2死満塁で登板したフォークが武器の小猿は鮮やかにピンチを脱し、エースの神田へバトンタッチ。最速130キロ台中盤の右腕は大阪桐蔭の猛攻をしのぎきって初の優勝をもたらした。

 「もう二度とできない継投です。何とか3点以内で粘ってくれたらと思って(東山と木戸元を)送り出した」と静監督は選手たちの成長ぶりに目を細めた。

 センバツ出場の重要な参考資料となる近畿大会(17日開幕、皇子山)には大阪から大商大堺、大阪桐蔭、阪南大高の3校が出場する。

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