ヤクルト史上初!神宮でビールかけ

 ビールをバケツでかけられるヤクルト・山田哲人=神宮球場
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 「ヤクルト2‐1阪神」(2日、神宮球場)

 延長十一回サヨナラ勝ちで、14年ぶり7度目のリーグ優勝を劇的に決めたヤクルトが試合後、午後11時過ぎから史上初めて本拠地・神宮球場でビールかけを行った。

 外野部分にシートを敷き、ファンと喜びを分かち合った。最初に壇上であいさつした堀オーナーが「皆さん、ご唱和お願いします。日本万歳、野球万歳、東京ヤクルトスワローズ万歳!」と、ファンと一緒に万歳三唱。その後、真中監督が「ファンの皆さん、本当にありがとうございました。おめでとうございます。今からビールかけやります。選手のみんな、オレにも必ずかけてくれ」と就任1年目、44歳の青年監督らしくお願い。選手会長・森岡の「ヤクルトスタイル、ヤクルトスマイル、エイエイオー!」というかけ声とともにビールかけがスタート。金色のテープとともに一斉に泡が宙を舞い、用意された2000本のビール、たる酒はわずか15分でなくなった。

 この日、先制打と好守を見せた4番・畠山は「最高ですね。みんんなで勝ち取った勝利ですよ」と感激に浸った。ただ、自身も14年前の優勝時は2軍。選手は誰も優勝を経験したことがなく「みんな知らないんです。何やっていいかわかってないんです」と、自身も含めた不慣れな様子に苦笑いした。

 この日も2安打した打率トップの2番・川端は「全く飲めない。お酒弱いんです」とビールかけから逃げながらも、「こんなに優勝がうれしいとは思わなかったですね」と、喜びに浸った。この日が27歳の誕生日の1番・上田は「今日は楽しんで、またひと暴れします」と誓っていた。

 グラウンド内での優勝祝勝会は、近年では広島が91年に広島市民球場で行った例があるのみ。遅くまで残ったファンと一体になった、異例の優勝イベントとなった。

 ヤクルトは1‐1の同点で迎えた延長十一回2死一、三塁から、6番・雄平が右翼線へ決勝適時打を放った。

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