法大・熊谷 東大に雪辱の今季初勝利
「東京六大学野球 法大10-1東大」(21日・神宮球場)
法大の2年生右腕・熊谷拓也投手(平塚学園)が、8回1失点で今季初勝利。勝ち点奪取を狙った東大の前に、雪辱の好投で立ちはだかった。
130キロ台ながら伸びのある直球とチェンジアップを武器に五回までは無安打投球。六回に2安打で1点こそ失ったが、マウンドを降りるまでていねいな投球を貫いた。
チームの開幕投手を務めた19日の1回戦は、5回で9安打を浴びて5失点。逆転負けを喫していた。夏に磨いた直球の走りがよかったことが「欲が出た。真っすぐでいきたいという気持ちが強すぎた」と、裏目に出た。
反省から、この日はコーナーを突く本来の投球スタイルに回帰。「今日は勝つことだけ考えた。ここを抑えないと今後はないと思った。背水の陣だった」と、強い気持ちでリベンジを果たし「開幕戦のようなことが二度とこういうことがないように、肝に銘じてやっていきたい」と、しみじみと話していた。