「ロッテ７－２ソフトバンク」（８日、ＱＶＣ）

　前日に首位・ソフトバンクの連勝を８で止めたロッテが集中打を見せ、４連勝。カード勝ち越しを決め、貯金を今季最多の３とした。ソフトバンクは２連敗。

　ロッテは初回、中村の左翼越え５号ソロで先制。三回には無死一、三塁からデスパイネの中越え２点二塁打、大松の中前適時打、田村の左越え２点二塁打でこの回５点を加え、大きくリードした。七回にも２死一、二塁から鈴木の右前適時打で加点した。

　先頭打者としてプレーボール直後の初球をたたいて先制ソロを放った中村は「初球のまっすぐを狙ってました。完ぺきでした。歳世にダイヤモンドを１周できるので、かなり気持ちいいです」と、手応えたっぷり。首位・ソフトバンク３タテへ「明日も先頭打者として勢いをつけられるように頑張ります」と、お立ち台で宣言した。

　先発・唐川は９安打されながらも８回を２失点の好投で５勝目（３敗）。「みんな先発陣がいいピッチングをしていたんで、ヤバいなあと思っていた。首の皮１枚つながった感じです。僕自身は崖っぷちなんで、何とか頑張ります」と、お立ち台でホッとしたように話した。

　ソフトバンクは打線がつながらず、四回に松田の左翼越え２３号ソロ、八回に２死二塁から再び松田の左前適時打で１点ずつを返すにとどまった。先発・武田は３回を６安打６失点と、早々につかまった。