大阪偕星学園が集中打で延長戦制す

 「全国高校野球・1回戦、大阪偕星学園7-3比叡山」(8日、甲子園)

 初出場の大阪偕星学園が延長十回、2死走者なしから6連打を集中。粘る比叡山を振り切り、甲子園初勝利を挙げた。

 3-3で迎えた延長十回。2死走者なしから福田、光田の連打で一、三塁と攻め、的場の適時二塁打で1点勝ち越し。さらに二、三塁から姫野の左前2点打でたたみ掛け、計6連打で7-3と突き放し、勝負を決めた。

 比叡山は九回に驚異の粘りを見せた。2-3で迎えた九回、1死走者なしから山本が中前打で出塁。続く代打・古橋の犠打で2死二塁とすると打席には代打・河合。カウント1ボール2ストライクからの4球目ストレートを左前へ運んだ。スタートを切っていた二塁走者が生還。土壇場で3-3の同点に追いつき、延長戦へと持ち込んだが延長十回に力尽きた。

 10回を一人で投げきり、3失点と力投した大阪偕星学園・光田。「相手もすごくバッティングがよかったです。後半に打たれ出したが、しっかりコースに投げられていたので自信を持って投げました」と笑顔で振り返った。

 大阪偕星学園・山本監督は「本当に苦しい試合だったが、最後の執念というか、本当に粘りを見せてくれました。チェンジになるまで絶対にチャンスはあると、強い気持ちを持っていました。もちろん勝ち負けはあるんですが、みんなが力を合わせて全力でやってくれているのを見て、それだけで感無量になりました」と話していた。

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