【一問一答】清宮「ヒーローじゃない」
「全国高校野球・1回戦、早実6-0今治西」(8日、甲子園)
今大会注目度ナンバー1の“怪物ルーキー”早実・清宮幸太郎内野手(1年)の甲子園デビュー戦は、一飛、死球、中飛、右前適時打、二ゴロで5打席4打数1安打1打点だった。試合は初回に金子銀佑内野手(2年)の2点適時三塁打などで3点を先制した早実が、清宮の適時打などで七回に追加点を奪い、快勝した。試合後、お立ち台での取材に「全然、ヒーローじゃないです。もっとヒーローらしい活躍をして、ここに立てたら」と謙遜していた。以下、一問一答の要旨。
-試合を振り返って。
「全然ダメですね。チャンスを何回もつぶしてしまったので」
-自己採点は。
「今日は20点ぐらいですね。全然ダメでしたけど、1本打てたので(よかった)」
-校歌は。
「神宮も気持ち良かったですけど、甲子園で歌うのは格が違うぐらいすごくて、人の人数とか、バックスクリーンの見慣れた感じが、自分の心にしっくりくる感じがした」
-初の甲子園。
「緊張は全然しなかったです」
-凡打が続き、次こそはという思いでいたのか。
「それはずっと(試合中に)ありました。それが良くなかったのかな。自分が打てばもっと楽に勝てました」
-勝利は良かった。
「初戦はどの大会も一番難しい。チームとしては大きいです」
-甲子園の雰囲気は。
「しずらいとか、しやすいという感じはなかったが、やっていて気持ち良かったですね。スタンドも大きくて、アルプススタンドって分かるぐらい、そびえ立つ感じ。外野席もそれに負けないぐらいアルプスみたいで、気持ちよかったです」
-ヒーローインタビューの感想は。
「高いですね。ここ、ヒーローなんですか
?全然(自分は)ヒーローじゃないです。もっと、ヒーローらしい活躍をして、ここに立てたら(いいですね)」
-高校野球ファンへメッセージを。
「今日は、本当に期待に応えられなくてすいません。次の試合も絶対勝って、自分がしっかりチームに貢献して、いい結果を出すので、球場に足を運んでください」
-甲子園のアルプスから試合を見て野球を始めたということだが、実際にグラウンドに立った感想は。
「最高でしたね。今までとは全然違う。そこで自分が躍動して、また、自分たちを見て、野球を始める子が出てくれればいい」