「交流戦、巨人１１－１西武」（２６日、郡山）

　３連勝中の巨人が２ラン３本を含む１３長短打で大量１１点を奪い、交流戦初戦に圧勝した。二回から七回まで毎回得点する猛攻で、原監督の通算９００勝に花を添えた。西武は２連敗。

　巨人は二回に相手の失策絡みで先制すると、続く三回に坂本の左翼越え３号２ランで加点。四回に長野の左翼越え２ラン、五回にも阿部の右翼越え２ランで着々と得点を重ね、７－０と大きくリードした。

　後半に入っても猛攻は止まらず、六回には２死二、三塁から坂本の右前２点適時打。七回にも立岡、坂本の適時打で２点を加えた。坂本は４打数４安打５打点の大活躍だった。

　２試合連続の本塁打尾を含む４安打５打点の坂本は「今まで全然結果が出てなかったんで、この試合は良かったんで。また明日試合もありますし、今日はもう終わりましたんで、また明日のこと考えて東京に帰りたいと思います」。お立ち台で早くも、５連勝を狙う東京ドームでの西武戦を見据えた。

　先発・菅野は九回に失点し、２試合連続完封は逃したものの、西武打線を７安打１失点に抑え、完投で６勝目（４敗）。ハーラートップの高木勇（巨人）に並んだ。

　西武は先発・十亀が５回を７安打７失点（自責６）と打ち込まれ、打線も九回、浅村の中前適時打で挙げた１得点にとどまった。ＤＨ制が採用されないため、「６番・右翼」で出場した森も３打席とも空振り三振に終わった。