ヤクルトは２６日、都内の球団事務所でルートインＢＣリーグ新潟から獲得したミッチ・デニング外野手（２６）の入団会見を行った。今季終了までの契約で、年俸は３６０万円プラス出来高（金額は推定）。この日出場選手登録され、即ベンチ入りする。

　バレンティンが帰国して左大腿直筋肉離れの手術を受け、ミレッジも右肩故障などで離脱を繰り返す中、緊急補強として国内から獲得した左の中距離打者。「ワクワクした気持ちでいっぱい。長年ＮＰＢでプレーしたいという気持ちを持っていた。パワーヒッターではないが、右中間、左中間に球を飛ばして、走者がいるときには走者を還すシュアな打撃を心がけたい。チームに優勝をもたらすような活躍ができればいい」と抱負を語った。

　右投げ左打ちのデニングは豪州出身で身長１８７センチ、体重９１キロ。０９年と１３年のＷＢＣ豪州代表。米マイナーリーグ、豪州リーグなどを経て、１３年から新潟でプレー。同年の首位打者を獲得するなど、ルートインＢＣリーグで通算１３４試合に出場し、打率・３３１、１９本塁打の成績を残している。