「日米野球・第１戦、日本－ＭＬＢオールスター」（１２日、京セラ）

　日本のエース・前田（広島）が、メジャー戦士を相手に先発５回を投げ、２安打無失点と好投した。将来的な米大リーグ移籍を見据える右腕が、見事に先陣を務めた。

　テレビ中継中のインタビューにも笑顔で応じた。結果には「とにかくゼロに抑えられたのが良かったです」と一安心といった様子。「怖さはありましたし甘くいったら長打というイメージもあったので慎重に投げました」、「しっかりとマウンドもボールも対応できたので良かったです」と振り返った。

　小さく変化するツーシームを多く投げていたことを指摘されると、「日本のボールより動きやすいのでそういうボールも多くなりました。アメリカの選手はまっすぐに強いので、何とかちょっとずつ動かして打ち取っていこうという考えになりました」と意図を解説した。