中畑監督「怖さ、喜び、感動を全部」
「DeNA7‐6巨人」(5日、H新潟)
DeNAが6‐6の延長十二回、巨人の7番手・西村を攻め、1死一、二塁から3年目・桑原が、この日5本目の安打となる右前サヨナラ適時打を放った。
楽勝ムードが同点とされ、敗戦の危機を迎え、最後は延長十二回サヨナラ勝ち。中畑監督は「野球の怖さ、喜び、感動を、全部味わえた1日だった」と目を潤ませながら二転三転する展開を振り返った。
殊勲の桑原の頭を、上から平手で容赦なくたたいて祝福。「何なんだ?あの球際の強さは。外せない選手になってきたな」と孝行息子を絶賛した。
これまで物足りなさを感じていた、チームの諦めない姿勢が出た試合。「どん底に落ちながら、はい上がるチャンスはある。最高のゲームができた。教訓にできる。きょうのゲームをお手本にしたい」と浮上のきっかけにする思いだ。