広島が驚異の粘りで連夜の延長戦制す

11回、決勝タイムリーを放った広島・会沢(中)はナインに祝福される=神宮球場
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 「ヤクルト2‐4広島」(23日、神宮)

 広島が土壇場で追い付き、連夜の延長戦を制した。

 1点を追う九回、丸がバーネットから左越えに13号ソロを放って同点。延長11回、2死走者なしから赤松の中前打を端緒に、盗塁、四球で一、二塁とした後、会沢が渋太く右前に運ぶ勝ち越し打。さらに木村が投手の股間を抜く二塁内野安打で4点目をもぎ取った。

 直前の10回裏には6番手の一岡が2死満塁の大ピンチを招くも、飯原を遊直に仕留めて切り抜けた。一岡は今季2勝目。

 決勝打の会沢は「前の打席で凡退していたんで、何とか取り返そうと思って打席に立ちました。赤さん(赤松)だから(本塁に)還ってくれると思ったんですが…赤さんに感謝です」と話した。

 ヤクルトは初回、バレンティンの中犠飛で先制。同点の六回には右中間への19号ソロで勝ち越した。

 先発の石山は7回1失点の好投だったが、抑えのバーネットが逃げ切りに失敗、最後は久古が力尽きた。

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