大谷翔平の記念球への対応に変化 移籍1号は物議→認証シールつけて保持許可に

 認証シールが貼られた記念球を見せるパティーノさん
 パティーノさん(共同)
 試合後に報道陣の質問に答えて笑顔を見せる大谷(撮影・小林信行)
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 「ドジャース10-0メッツ」(21日、ロサンゼルス)

 ドジャースの大谷翔平選手(29)が21日(日本時間22日)、本拠地ドジャースタジアムで行われたメッツ戦の三回に5号2ランを放ってメジャー通算176本塁打とし、日本選手最多記録を更新した。

 大谷の記念球をゲットしたのは、この日が人生初の野球観戦だったジェイソン・パティーノさん(48)。「上の方からボールが転がってきたので捕りました。みんなが飛び込んできて、誰かの頭がぶつかってきたりして大変でした」とカオスな状況を説明した。

 捕球後に球場警備員と別の場所に移動。大谷のサイン入りボールとの交換を提案され、記念球を米国野球殿堂博物館に展示したいと説明されたが、自身は「キープしたい」と意思表示。「このボールに彼がサインしてくれたらクールですね。このボールの価値はもっと上がる。これからどうするか考えます」と語り、球団広報部は「ショウヘイ・ボールはファンが保管。ボールはドジャースによって認証された」と説明した。

 大谷の記念球を巡っては、移籍後初本塁打を捕球した女性が球場警備員から「持ち帰るならボールが本物であるという認証を拒否する」と圧力をかけられる騒動があったばかり。

 同じ轍(てつ)を踏むまいと対応を改善したドジャース。大谷は記念球について「どうなんですかね。こないだはちょっと(球団とファンとの間で)食い違いがあったらしかったので、話を聞いてみてかなとは思います」と慎重な口ぶりだった。

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