大谷翔平、メモリアル弾でチームの連敗阻止 松井秀超え通算176本塁打 確信歩き129メートル豪快弾 八回には代打で今季初の途中交代

 「ドジャース10-0メッツ」(21日、ロサンゼルス)

 ドジャースの大谷翔平選手が「2番・指名打者」で出場し、3打数2安打2打点、1四球。三回の打席で8戦38打席ぶりとなる5号先制2ランを放ち、前日まで並んでいた松井秀喜を抜いて日本人メジャーリーガー最多記録を更新した。この日は新人パヘスにも初本塁打が飛び出すなど、大勝して今季ワーストの連敗を3で止めた。

 確信歩きの一発は三回1死一塁だ。右腕ハウザーが1ストライクから投じた2球目、甘く入ったスライダーを渾身の力で振り抜くと、飛距離129メートルの打球が右翼席中段に突き刺さった。

 場内の巨大スクリーンに新記録を祝うメッセージが躍るなか、大谷が右手を挙げてダイヤモンドを回った。

 この日は五回に投手強襲安打を放ち、3戦ぶり11度目のマルチ安打。打率を・368まで上げ、八回に代打を送られ、今季初めて途中交代した。

 ドジャースはエースのグラスノーが8回7安打無失点、無四球、10奪三振の快投で4勝目。久々に投打の歯車ががっちりかみ合い、連敗を3で止めた。

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