大谷翔平は2得点マークもドジャースは今季2度目の連敗 グラスノーが5回6失点の大乱調 打線の反撃も及ばず
「ドジャース4-6ナショナルズ」(15日、ロサンゼルス)
ドジャースの大谷翔平選手は1安打&2得点をマークしたが、チームは今季2度目の連敗。大黒柱のグラスノーが5回6失点と炎上し、反撃も及ばなかった。
1点を先制された直後の初回、時速173キロの痛烈なゴロで一、二塁間をぶち抜き、右前打で出塁した大谷。スミスの犠飛で同点のホームを踏んだ。第2打席は空振り三振に倒れたが、第3打席は今季初めて打撃妨害で出塁。直後に二盗を決め、スミスの内野ゴロ間に反撃のホームを踏んだ。
七回の第4打席では味方ベンチに強烈なファウルを打ち込み、思わず表情が固まってしまう場面もあった。追い込まれながらも変化球を左中間方向へ運んだが惜しくもセンターに捕球されてタイムリーとはならなかった。この日はジャッキー・ロビンソンデーで他のチームメートと同様に背番号42のユニホームを着用。MLBで門戸開放の道筋をつけた伝説的なドジャースの先輩に勝利を届けたかったが、中盤までの大量失点が重くのしかかった。
先発のグラスノーはここまで3連勝、防御率2・25。だが初回先頭に二塁打を許すなどしてあっさり先制点を与えると、逆転して迎えた三回にはエイブラムズに同点弾を被弾し、ガロに勝ち越しの適時二塁打を浴びた。
そして五回、ガルシアに致命的な3ランを被弾すると、マウンドでがっくりと肩を落とした。顔を真っ赤にしてグラブを叩くなど悔しさをにじませた。五回を投げ終えてベンチに戻る際には、感情を露わにしながらベンチ裏へと向かった。
前回登板の9日、ツインズ戦では7回3安打無失点、自己最多タイの14三振を奪っていた右腕。まさかの大乱調にドジャースタジアムは重苦しい雰囲気に包まれていた。
チームはこれで今季2度目の連敗。14日は投手陣が崩壊し、1試合14四球の大乱調で敗れていた。開幕から好調を維持してきたグラスノーの炎上。若干の不安が芽生えてきた形となってしまった。