いきなり魅せた!大谷翔平、本拠地初打席で右翼線二塁打 直後のボーンヘッド走塁ミスにも地元ファンは拍手と歓声

 カージナルス戦の1回、右翼線に二塁打を放つ大谷
 カージナルス戦の1回、右翼線に二塁打を放つ大谷
 試合前セレモニーの選手紹介で、センターから入場する大谷
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 「ドジャース-カージナルス」(28日、ドジャースタジアム)

 ドジャースの大谷翔平選手が「2番・指名打者」で出場し、初回無死一塁の打席で右翼線二塁打を放った。直後に走塁ミスで憤死したが、好機を拡大した一打に本拠地開幕戦に押し寄せた地元ファンから大きな拍手と歓声を受けた。

 いきなり魅せた。本拠地公式戦デビュー戦の初打席。元巨人のマイコラスから快音を響かせた。カウント1-2と追い込まれながら外角低めの140キロチェンジアップを最後は右手1本になりながら右翼線へ運んだ。

 12日のジャイアンツとのオープン戦で本塁打を放って以来、9戦ぶりの長打。快足を飛ばし、一塁を蹴ったところまでは良かったが、前を走るベッツが三塁で止まっていることに気づかずに二塁を回った。急ブレーキをかけたが、時すでに遅し。二塁に帰塁することができずに憤死した。三塁コーチの指示を確認しないボーンヘッドだった。

 悔しさをにじませてベンチに戻る背番号17。それでも地元ファンは大歓声と拍手で“進塁打”を称える。3番フリーマンの右前打でベッツが先制のホームイン。スミスが中前打で好機を拡大し、5番マンシーの犠飛で2点目をもぎ取った。

 大谷は20、21日に韓国で行われたパドレスとの開幕シリーズ2試合で打率・300(10打数3安打)、2打点、1盗塁をマーク。持ち味の長打力を披露できなかったが、2試合連続安打&打点をマークし、存在感を示した。

 しかし、米国帰国後に出場したオープン戦3試合は8打席無安打(2四球含む)。25日には元通訳の水原一平氏の違法賭博関与などの疑惑に関する記者会見を行うなど、野球に集中できない状況が続いている。実際に同通訳が解雇された後の4試合は打率・091(11打数1安打)と結果が出ておらず、“スキャンダル”の影響が心配されているが、この日の試合前に会見を行ったロバーツ監督は「彼は毎日、準備している。パフォーマンスに影響するとは思わない。彼がチームメートたちと笑い合っているのを見てるとそうは思わない」と話した。

 指揮官の言葉どおり、本拠地デビュー戦で二塁打を放った大谷。10年7億ドル(当時の為替レートで約1015億円)のメガ契約を結んだ男への期待は高まる一方だ。

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