大谷翔平に古巣から温かな拍手 昨年9月以来のエ軍本拠地に登場 MVP祝うサプライズ映像

 ドジャース・大谷
 1回、打席に入る前にヘルメットを取ってファンに応える大谷(AP=共同)
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 「オープン戦、エンゼルス4-3ドジャース」(26日、アナハイム)

 ドジャースの大谷翔平選手(29)は26日、アナハイムでのエンゼルス戦に「2番・指名打者」で出場し、2打席連続の空振り三振に終わった。前日には元通訳の水原氏に関する記者会見を開いた中、同通訳解雇後の実戦4試合の打率は・091(11打数1安打2四球)に。それでも昨季までの本拠地での一回の打席前には、昨季の最優秀選手(MVP)受賞を祝う映像が流される“サプライズ”もあり、笑顔を見せた。休養日を挟み、28日(日本時間29日)にホーム開幕戦に臨む。

 心にしみる演出だった。昨季までプレーしたエンゼルスの本拠地で行われたオープン戦最終戦。大谷が昨年9月3日以来となる敵地の打席に入ったところで、場内巨大スクリーンに約1分間、映像が流れた。

 昨季は投打の活躍で2年ぶり2度目のMVPに輝いた。映像は記憶に新しい名場面の数々。「MVPおめでとう」。拍手と歓声。スタンディングオベーションを送るファンもいた。打席を外してスクリーンを見つめた大谷は、スタンドに向かってヘルメットを掲げ、2度頭を下げた。試合開始前のラインアップ発表の時から大きな歓声を受け、フィールド上ではエンゼルス・トラウトとハグを交わす場面もあった。

 そんな粋な計らいについて、ロバーツ監督は「素晴らしかった」と振り返った。一連の騒動がある中でも古巣は温かく迎えてくれたが、試合では2打席連続空振り三振。持ち味の長打は韓国での公式戦と親善試合、オープン戦を含めて8戦27打席連続で出ていない。

 指揮官は「この3試合はスイングがシンクロしていない。明日は休みなので、木曜日(28日)には準備万全だろう」と話した。また、水原氏解雇の影響については「ここ数日、翔平はチームメートとより積極的に関わっている」とも述べた。

 昨年9月に右肘手術を受け、試合出場と並行して投球プログラムを継続するシーズン。まずは28日、本拠地ドジャースタジアムで再出発を図る。

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