大谷翔平 二刀流“再始動”7カ月ぶり投球プログラム開始 右肘手術後初のキャッチボール

 キャッチボール姿を公開した大谷
 試合前にキャッチボールするドジャース・大谷(共同)
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 ドジャースの大谷翔平選手(29)が25日(日本時間26日)、ロサンゼルスのドジャースタジアムで昨年9月に右肘手術を受けてから初めて投球プログラムを開始した。グラウンドでの投球練習は右肘の靱帯損傷が判明した昨年8月23日以来、約7カ月ぶり。来季の二刀流復活へ向けて次のステップへ踏み出した。

 水原元通訳の違法賭博関与と巨額借金に関する記者会見の終了からわずか10分足らず、大谷がフィールドに姿を見せた。

 開幕戦を行った韓国でロバーツ監督が明かしていた投球プロブラムの開始。昨年9月に手術した右肘の動きにぎこちなさはなく、はつらつとした表情でボールを投げ続けた。セットポジションで最長15メートルの距離から約25球投げた後、休憩を挟んでさらに約25球。13分間で50球ほどを投じた。

 来季の二刀流復活に向けての第一歩。ロバーツ監督は「彼はこのまま先に進みたがってると思う。明日は休みになるか分からないが、あさってにはまた投げると思う」と、大谷が投球プログラムに意欲的に取り組んでいることを明かした。すでに野手用のグラブは大谷の手元に届いており、順調にプログラムを消化すれば、今季終盤には守備に就く可能性もある。

 打者としては韓国開幕シリーズ2試合に出場。米国帰国後は前日に続き、この日もエンゼルスとのオープン戦に「2番・指名打者」で出場し、2打数無安打1四球だった。凡退した2打席はいずれも内角球に詰まらされての内野ゴロだった。

 20日の開幕戦後に水原氏から“真実”を打ち明けられた後は、開幕第2戦を含む3試合で9打数1安打2四球と精彩を欠く。持ち味の長打も12日のオープン戦を最後に7試合連続で出ていない。

 それでも試合後のロバーツ監督は大谷の打撃について「今日もいいスイングが何度かあった。韓国でもよく振れていたと思う」とコメントした。試合前の会見は同じ部屋で近くから見守った。「野球に集中するためにうまくやっているし、きょうもトータルではとても前向きになれる一日だったと思う」と話した。

 26日はド軍移籍後初めて古巣エンゼルスの本拠地でプレーする。28日の米国開幕戦前、最後のオープン戦。メジャー1年目から6シーズンにわたって応援してくれたファンへの御礼弾で弾みをつける。

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