Aロッド、涙の引退発表 最後の試合は12日 今後はチームの特別アドバイザーに

 ヤンキースのアレックス・ロドリゲス内野手(41)が7日(日本時間8日)、ヤンキースタジムで会見を行い、12日(同13日)に本拠地で開催されるレイズ戦を最後に引退することを涙で発表した。ヤンキースとの契約は17年まで残っており、引退後は球団の特別アドバイザー&インストラクターに就任する。

 1人で会見に臨んだロドリゲスは「つらい日になった」と心境と吐露。18歳でメジャーデビューしたときのことや家族の話をした際には感情の高ぶりを抑えきれず、涙を流した。けがや禁止薬物使用などを乗り越えながら22シーズンにわたってプレーした同選手は「何度もつまずき、転びながらも立ち上がり続けた選手としてみなさんに記憶していただきたい」などと話した。

 メジャー22年目の今季は62試合の出場にとどまり、打率・204、9本塁打、29打点と低迷。通算成績は2781試合、打率・295、歴代4位の696本塁打、同3位の2084打点、同8位の2021得点、同19位の3114安打。首位打者1回、本塁打王5回、打点王2回、MVP3回。球宴には14回選出されている。

 93年ドラフトで高卒ながらマリナーズから全体1位指名でプロ入りし、94年に18歳の若さでメジャーデビューした。00年オフにレンジャーズと10年2億5200万ドル(約256億円)で合意し、周囲を驚かせた。04年にトレードでヤンキースへ移籍。08年に新たに10年契約を結び直し、今季と来季の年俸はいずれも2000万ドル(約20億3千万円)となっている。

 メジャー史に名を残す成績を収める一方で禁止薬物の使用を告白したり、薬物規定違反により211試合の出場停止処分を受けるなどの汚点も残している。

 この日の記者会見の内容は明かされておらず、地元紙のニューヨーク・デイリーニューズ(電子版)は、戦力外通告か引退表明の可能性を伝えながら「来季の年俸を自分から放棄することはないようだ」としていた。

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