イチロー 対左腕打率・4割超えた!

 「オープン戦、メッツ7-1マーリンズ」(30日、ポートセントルーシー)

 ひと際大きくなった敵地ファンの歓声にしっかり応えた。八回、マーリンズのイチローがマイナー左腕から中前打を放ち、4戦8打席ぶりに安打を記録した。

 メジャー14年の対左腕打率は・330を誇る。にもかかわらず、敵軍ベンチはイチローが打席に入る直前に右投手から左投手へ。セオリーでは左対左は投手有利とされるが、イチローは「嫌だとは思ってない。どちらでもそんなに気持ちは動かない」と淡々。最近10試合の左投手との対戦打率を・417(12打数5安打)とした。

 この日は投手の交代に伴うダブルスイッチで六回1死から左翼に入った。18日は代打で、前日は代走で途中出場。今季の役割が見える起用法。「(出場までの流れを)イメージはしやすくなる。可能性という範囲ではいくらでも考えられるけど、実際に動くのとでは次元が違う」。イチローが経験することの大切さを口にした。

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