キンキーブーツ大阪上陸、その魅力は

三浦春馬の女装が話題のブロードウェイミュージカル『キンキーブーツ』。連日喝采を浴び、先日東京千秋楽を迎えた舞台が、いよいよ8月13日大阪に上陸する。

なんといっても一番の見どころは、一度目にしたら決して忘れることのできない三浦の艶姿。長身で線の細いイメージがある三浦だが、この舞台のために「身体作りをしたので大きくなった」と話すように、磨き上げた肉体美がその存在感を放つ。スポットを浴びて登場する瞬間、会場にどよめきが起こり、悲鳴にも似た歓声があがるほどのインパクトだ。

そして同じく主演をつとめる小池徹平。WaT解散後に「舞台は毎年やらないと物足りない」と話していたように、今春の『1789 -バスティーユの恋人たち-』から続けざまにミュージカルの舞台に立つ小池。父親の突然の死から倒産寸前の靴工場を引き継ぐ息子・チャーリーを演じる彼は、その歌唱力はもちろんのこと、表現力にも目を見張るものがあり、ソロパートで感情の起伏が伝わるやわらかい歌声を聞かせる。

どちらも父親の陰を背負って、生き方を模索する二人。メイクを落としたローラとチャーリーが心を通わせ、抱き合うシーンが印象的だが、小池が「役同様に、お互い別々の大変さを経ているので、築き上げた関係性がある」と、演じる二人もお互いの絆を深め、大阪公演に挑むようだ。

今秋には、本場アメリカのキャストによる来日版も上演(字幕あり)。三浦は、今回の稽古前に渡米し観劇しており、そのパワフルなステージは「ホントにホントに素晴らしい」と感激をあらわにする。ローラ役のハリソン・ジーに話を聞いた際、彼から「ブーツを履くと、完全に気持ちが変わるんだ。ブーツに限らず、カツラをかぶった瞬間に、ローラ準備万端!って感じにね。歩き方も立ち方も違ってきて、パワーに満ち溢れるよ」とコメントをもらい、役柄への熱い思いを共有した。

彼らが歌う曲は来日版も日本版も同じ、全てシンディ・ローパーによるもの。リズムカルな曲では思わず体が動き、メロウな曲ではしっとりと役柄の心情が伝わる・・・、そんなキャッチーな楽曲が、観るものをより舞台上にぐっと引き寄せるのだろう。

小池が「日本語だからこそ細かいニュアンスが伝われば」と話す日本版。そして「世界最高峰のミュージカル。ホントのトップレベル」と三浦が評する本場アメリカからの来日版。同じスタッフによる脚本・演出だが、キャストと言語が違うとどのように印象が変わるのか、どちらもチェックしておきたい貴重な機会だ。

日本版の大阪公演は、「オリックス劇場」で8月13日~22日に、来日版の大阪公演も同会場で11月2日~6日に。チケットは各プレイガイドで発売中。

(Lmaga.jp)

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