江戸時代のブロマイドを、国芳&国貞展

江戸浮世絵の2大巨匠・歌川国芳と歌川国貞の『ボストン美術館所蔵 俺たちの国芳 わたしの国貞』が、6月18日から「神戸市立博物館」で始まる。17日に、関係者に向けて内覧会と開会式が行われた。

アメリカ「ボストン美術館」が所蔵する10000枚以上の国芳作品、3700枚以上の国貞作品のなかから、今回はアメリカ本土でも展示したことがない作品も含め、2人の錦絵170点を展示する大変貴重な機会。同美術館のアジア・オセアニア・アフリカ美術部日本美術課キュレーターのセーラ・E・トンプソンさんは、「国芳はアクションとユーモア、国貞はセレブリティとファッションを描いた絵師でした。二人が生きた江戸時代の大衆文化を今に蘇らせてくれます。比較して、どちらの絵師が好きか選んでください」と企画展の魅力を述べた。

展示されている歌舞伎役者の役者絵は、今で言うところの、アイドルのブロマイド、また巨大な獣や物の怪と闘う武士の姿はヒーローのアクション漫画。そして、国芳が愛してやまない猫は今も同じように人気もので、特に知識がなくても楽しめるはずだ。保存状態が良いため色彩は美しく、構図や配色は斬新。また、各作品の上には「センターは17歳の紀伊国屋」「あたしも、トレンドセッター」とつけられたキャッチも、グッと身近に感じさせてくれる。

歌舞伎役者の舞台背景なども含めて中村七之助が分かりやすく説明し、B’z・松本孝弘が同展のために作曲したイメージソング「Ups and Downs」が楽しめる音声ガイドにも注目を。また7月31日まで全作品撮影可能(フラッシュ禁止)なので、カメラはお忘れなく。

(Lmaga.jp)

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