大阪桐蔭 ライバル圧倒で大阪29連勝

 「春季高校野球大阪大会・準決勝、大阪桐蔭10-4履正社」(9日、舞洲)

 大阪桐蔭が最大のライバル・履正社を17安打10得点で圧倒した。一昨年の秋季大会で同校にコールド負けを喫して以降、激戦区の大阪で負け無しの29連勝。それでも西谷監督は「まだまだ足りないところが多い」と言う。

 「このチームは去年の8月と3月に練習試合の数が少なかった」と課題に挙げたのが戦力層。だが春の主戦投手に指名した2年生左腕の高山が成長の兆しを見せ、野手陣は主将の福田を右手首の故障で欠く穴を感じさせない。

 初回に5安打を集中して4点を奪取。2点差に迫られて迎えた七回にはドラフト候補の藤井が「好機で力みすぎていたので力を抜いて」と走者一掃の中越え3点二塁打で突き放した。史上6校目の夏連覇へ-。昨夏の王者は着実に力を増している。

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