【第７９回】坂口愛（２９）＝大阪・１０６期＝

　明るい笑顔が印象的なのが今回紹介する坂口愛。地元住之江で開催された８月のダブル優勝戦では、節間３勝をマークする活躍で初の準優進出を果たした。「やっと練習の成果が出ました。最近はレースで余裕ができてきた気がします」。デビューからＢ２級が続き、昨年９月にはレース中の事故で約５カ月欠場と、苦しい走りが続いていたが「ケガで休んでいるときに、ほかの人のレースを見て、体の使い方や道中の走り方を研究しました」と、この長期欠場が逆に勝率上昇のきっかけになったという。

　水面を離れればアウトドア派だ。「オフの日はロードレース用の自転車に乗ってます。下半身が鍛えられるし、動体視力も良くなると思う。あとは山登りも好きで、先日は信貴山（奈良）に登ってきました」と休日も体力作りに努めている。

　少しずつながら成長を果たしている坂口。好きな決まり手はまくり差し、そして好きな男性のタイプは関西人らしく面白い人と話す２９歳が、さらなる飛躍を誓う。