競馬新聞「馬サブロー」が誇るＰＯＧマスター、木村拓人（美浦）と塩手智彦（栗東）がお送りするＰＯＧ情報。東西のトレセンでつかんだ情報をお伝えします。

　さあ今週は阪神ＪＦが行われますが、ここから２歳Ｇ１が続くことになります。ＰＯＧとしても非常に大事な３週間となりますが、筆者の指名馬の出走予定はなし（涙）。かなり寂しいのですが、まあこれは致し方ないですね。この後に飛躍する馬も多いですし、同じような境遇の方もいると思いますが、望みを捨てずに応援していきましょう。

　５日の中山新馬芝２０００ｍを勝ったマイネルトルファン（牡、高橋祥）。スローペースで時計は決して速いものではありませんでしたが、ジワッと伸び続けて味のある内容。まだまだ緩い面が残るだけにこれからの良化が期待される存在ですが、骨折が判明。残念ながら休養することとなりました。早期復帰を心待ちにしたいところです。

　４日のダート１８００ｍの新馬戦を好タイムで圧勝したホウオウルーレット（牡、栗田）は先日種牡馬入りを発表したオメガパフュームの半弟。勝ち時計の１分５３秒４は良馬場の２歳戦としては０５年のフラムドパシオンが記録した１分５２秒７に次ぐ好タイムで、新馬戦としては最速。これは大物候補ですね。次走は黒松賞（１月８日・中山、ダ１８００ｍ）で連勝を狙う。

　ブレステイキングの全妹となるミルヴィオ（牝、手塚、父ディープインパクト、母シユーマ）。今週は美浦Ｗで５Ｆ７０秒０-３９秒２-１２秒２をマーク。２８日の中山芝２０００ｍでデビュー予定。クロンマクノイズ（牡、手塚、父ロードカナロア、母タッチングスピーチ）はローズＳを制した母を持つ良血。２５日の中山芝１８００ｍでのデビューを予定している。

　秋の中山新馬戦を勝っていたダノンティアラ（牝、大竹）は、１８日のひいらぎ賞（中山、芝１６００ｍ）に出走予定。（馬三郎美浦支局・木村）