【POG】リオンディーズ産駒のシュティルの評価が急上昇(栗東発)

 競馬新聞「馬サブロー」が誇るPOGマスター、塩手智彦(栗東)と木村拓人(美浦)がお送りするPOG情報。東西のトレセンでつかんだ情報をお伝えします。

 新種牡馬シルバーステート産駒のロン(牝、石橋)が函館で初めて行われた芝2000mの新馬戦を逃げ切りV。上がり3Fもメンバー最速の34秒6でまとめ、2着に3馬身半差をつけて快勝。同産駒5勝目をマークした。今後について、師は「レース後の馬の様子を見ながら考えたいと思います」と目標レースは挙げなかった。続けて「次走は気が入って行きたがる面が出てくる可能性があるので、その点に気をつけながら調整をしていきたい」と話した。

 15日の小倉新馬戦(芝1800m)はレシステンシアの半弟スパイダーバローズ(牡、中内田、父ハーツクライ、母マラコスタムプラダ)が人気の中心になると思われるが、鮫島駿で予定しているリオンディーズ産駒のシュティル(牡、橋口、母ガラシア)の手応えがここに来てだいぶ上がってきている様子だ。1週前の4日は鞍上を背に栗東CWで同じ2歳新馬で僚馬のグロズニーグラード(牡、父ルーラーシップ、母アディアフォーン)と併せ馬。6F地点で約6馬身追走。残り1Fで馬体を並べると、直線で追いだしてからの反応が良く、最後は約4馬身の先着を決めた。師は「しっかり動けていたし、良かった」と動きの良さに納得の表情。「乗りやすくて折り合い面に不安がなく、いい脚を長く使えるタイプ。スタミナ勝負になれば、チャンスは十分だと思います」と期待を寄せた。

 6月5日の中京新馬戦(芝1600m)で、今年のJRA2歳戦の初勝ちを決めたクラウンドマジック(牡、加用)が7月27日に栗東へ入厩。予定通りに新潟2歳S(29日・新潟、芝1600m)を目標に調整が進められる。6月12日の中京新馬戦(芝1600m)を勝ち、同レースを予定するセリフォス(牡、中内田)も4日に栗東へ入厩した。(馬三郎栗東支局・塩手)

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