【競輪】浅井GP涙のV2!15年京王閣以来の歓喜 落車深谷の奮闘に「感謝したい」

 「KEIRINグランプリ2017」(30日、平塚)

 2017年の競輪界最高峰レースは、浅井康太(33)=三重・90期・SS=が、逃げた深谷知広の番手から抜け出して優勝。15年京王閣以来、2回目のグランプリ制覇を達成し、優勝賞金1億160万円(副賞含む)を獲得した。2着は平原康多の仕掛けに乗った武田豊樹。2車単の1番人気に推された新田祐大は、まくりが届かず3着に終わった。

 2015年以来、2回目のグランプリ制覇を成し遂げた浅井。ゴール後は右手の人さし指を立ててファンの声援に応えて、優勝の喜びを表現した。

 レースは深谷を全面信頼だった。腰痛で20日の前夜祭を欠場した相棒だったが、「深谷は大丈夫でしょう」と前検日から心配ゼロ。深谷も腰痛の影響を感じさせず打鐘先行。浅井は深谷の奮闘に応えて、後続の反撃を全て阻止した。「深谷がいいレースをしてくれた。(深谷が)落車をしてしまったのは残念ですが、感謝したい」。1回目のグランプリ優勝は単騎戦。2回目は深谷の存在ありきの優勝だったことを強調した。

 1回目のグランプリでは、ゴール後に泣き崩れた。今回は泣かないと決めていたが、仲間に胴上げをされると涙をこらえきれなかった。「1回目は競輪ファンだったおやじのため。2回目は家族、練習仲間、中部の仲間のおかげ。みんなの顔を見たら我慢できなかった」と涙の理由を明かした。

 来年はグランプリ覇者として、全レースを1番車で臨む。2月には、地元・四日市で初開催のG1・全日本選抜が控えている。「1番車は格好がいいユニホーム。一番格好がいいとこを見せて、来年もグランプリに出られるように頑張ります」と決意を新たにする。2018年は1月4日の立川記念からスタートして、地元・四日市で11年9月オールスター以来のG1優勝を目指す。

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