【ボート】岡山最強女子対決は寺田千恵が貫禄V

 「マンスリーBOATRACE杯男女W優勝戦」(21日、児島)

 改修工事のため1カ月ぶりの開催となった児島ボートは男女別に予選、準優、優勝戦を実施。21日に最終日を迎え、11Rで男子、12Rで女子の優勝戦が争われた。

 男子は低調機を立て直した中辻崇人(40)=福岡・79期・A1=がコンマ06のSでインから快勝。前検日には「準優進出も危ない」と危惧していたが、的確なさばきと調整力でシリーズをリードした。「調整をし直して何とか上位にできた。Sは全速ではないが、自分のターンはできた」と3月若松以来となる今年4回目の優勝を飾った。

 女子の予選は地元岡山支部が1~6位を占める活躍。優勝戦には4人が勝ち上がり、1号艇・寺田千恵(48)=65期・A1、2号艇・守屋美穂(28)=101期・A1、3号艇・金田幸子(37)=86期・A1とエース級の地元女子が内枠に収まった。進入は5号艇の三松直美(38)=岡山・81期・B1=が6コースになり、3コースの金田がカドに引いて12・3465の並び。インの寺田に対して金田がまくりで挑み、守屋が差し。金田のまくりを封じた寺田がインから先マイをすると、バックで伸び返して先頭に立ち、差した守屋が2着に続いた。

 5月鳴門に続く今年2回目の優勝を決めた寺田は、「金田さんのまくりは見えたし、守屋さんの差しも怖かった。3カドは知らなかったけど、金田さんは8、9割まくりにくると思っていた。全速で回り、差されないことを祈っていた」と後輩の性格と攻め方を読み切っての勝利。「準優前にペラを叩いて、回ってからの足には自信があったし、運も良かった」と貫禄を見せつけた。

 女子選手の層が厚い岡山支部を引っ張る立場の寺田は「みんなで切磋琢磨して今の岡山支部がある。相談し合い、刺激し合う。程良い位置関係」と分析。表彰式に駆け付けたファンへ、「きょう(21日)の蒲郡ナイター優勝戦2号艇は主人。応援をお願いします」と夫・立間充宏(42)=岡山・74期・A2=へエール。夫婦同日W優勝を願う愛妻の顔となり、円満ぶりをアピールした。

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