「江戸川ボート　Ｇ１ダイヤモンドカップ」（２９日、ボートレース江戸川）

　１２Ｒで優勝戦が行われ、４号艇の岡崎恭裕（３０）＝福岡・９４期・Ａ１＝が４コースから豪快にまくって快勝。初めてのＧ１タイトルをゲットした。２着は１号艇の湯川浩司、２号艇の石渡鉄兵が３着に入った。

　ＳＧ覇者の岡崎がようやくＧ１レーサーの仲間入りを果たした。４コースのカドからコンマ１１のトップスタートを決め、内の３艇を一気にまくった。「最高のスタートが行けたし、１周１Ｍでは思い描いていた通りのターンができた」と満足そうな表情で振り返った。ただ、江戸川巧者の湯川、石渡の追い上げには「道中でまずいターンをして差を詰められたので、何度も振り返ってしまった」と思わず照れ笑いを浮かべた。

　ＳＧは２０１０年５月のオールスター（浜名湖）を勝っているが、Ｇ１は通算１３回目の優出で、やっと悲願を達成した。「ようやくＧ１を勝てたけど、このひとつで終わるつもりはない」と目を輝かせる。地元の福岡で行われるＳＧオールスター（５月２３～２８日）へ大きな弾みがついたことは間違いない。