【ボート】クラシックカウントダウンコラム5
「ボートレースクラシック・SG」(15日開幕、児島)
今垣光太郎が輝きを取り戻しつつある。昨年末のグランプリシリーズ(住之江)で、実に6年ぶりとなるSG制覇を成し遂げた。さらに今年2月には地元の三国で近畿地区選で優勝している。
SG制覇を意識するあまり、F禍でスランプに陥る時期もあった。昨年のクラシック(平和島)は上位エンジンを味方に準優1号艇で臨んだが、その準優で痛恨のF。7月蒲郡でもFを切り、厳しい戦いを強いられた。そんな苦しい状況で迎えた年末グランプリシリーズで手にした9回目のSGタイトルは大きかった。忘れかけていたSG優勝の感触をつかめたことで、メンタル面でも余裕ができるようになった。「リラックスしてレースができた」と、3回目の近畿地区選Vという好結果につながった。
児島での通算優勝回数は4回。さらに99年クラシックでSG初優勝を飾った思い出の水面だ。グランプリシリーズに続くSG連覇で、SG優勝10回の大台に乗せるシーンも十分に見られそうだ。